ネットストーカーとは
ネットワーク上、主にSNSなどで一方的に関心を抱いた特定の人物を付け狙うユーザー。
掲示板等に狙った相手の個人情報を流したり、スパムメールを送り付けたりするなどの行為を繰り返します。
サイバーストーカー・ネトストとも呼ばれ、これらによる被害が近年増え続けています。
いわゆるストーカー規制法でいうところのストーカー行為ではなく、ネットストーカーでいうところのストーカー行為はこれよりもっと広い意味で捉えられています。
インターネット上で行うストーカー行為は、
・SNSでのつきまとい(コメントなど)
・誹謗中傷の書き込み
・電子メール送信
・コンピュータウイルスの送付
・なりすまし投稿(出会い系サイトなど)
・個人情報や画像の公開
・勝手にリンクを貼られる
と、ストーカー方法も多種なものが含まれると捉えられています。
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事前対策
ネットストーカーにあわない為にはちょっとした事を気をつけることで、リスクを抑えることは出来ます。
・個人情報を不用意に書かない
・SNSなどの投稿で特定人物の批判や皮肉を極力書かない
・不特定多数向けには捨てアドレスを使う
・メールの添付ファイルは安易に開かない
などよく考えれば一般的な事かも知れませんが、SNSなどを見ていると、特に使い方になれていない方や、比較的若い方は深く考えず、気軽に投稿しているように見受けられます。
例えば、本名でやっているSNSに友達との制服写真を顔をわかるように投稿するとします。
友達との仲の良さをアピールしているだけのように見えますが、ネットストーカーはその制服写真で学校を特定します。
もちろん顔はわかっているので、学校前で待ち伏せをすればあなたを見つける事ができます。
後をつけて自宅がわかります。自宅のポストを漁り内容によってはあなたの携帯番号を入手する事もできます。
最も悲惨なのは、待ち伏せして誘拐する事もできるんです。
SNSに載せたたった一枚の写真から殺人事件にまで発展する可能性があるのです。
また、自分は気を付けているつもりでも、勝手に友達がその写真に自分をタグ付けをして全体公開してしまうと、上記の様なことが起こり得ると考えられます。
友達との間で写真をSNSにあげる際には了承を得るようにしたり、タグ付けには配慮するようにしましょう。
一見当たり前の事ですが、意外と勝手に載せた載せないでのトラブルは多いのです。
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気軽に世界中の人々と思いや感動などを共有できるのがSNSの魅力ではありますが、気を付けなければ取り返しのつかない事になりかねません。
インターネット上では、一度情報が流出してしまいますと、完全に削除することは難しいと言われていますので、細心の注意を払ったほうがよいでしょう。
また、SNSや掲示板などの投稿は、公開範囲を限定していないと誰が見ているかわかりませんので、書き込む際には内容には気をつけましょう。